かめのぞき

藍の力が消えてきました。

藍甕の中が段々と静かになっていきます。


今日はどれくらいの布が染められるだろう。


藍が若い時は、こちらの染めたいものを染めていましたが、力を失ってきた藍は藍に合わせて布を選びます。


今日は染まるかな

まだ染められるかな


心配と期待を持って毎日藍甕を覗きます。


かめのぞき


という色があります

本当に最後に染まるわずかな色

水色よりももっとはかない弱い藍色。


藍師が日々甕を覗いて最後の期待を込めている様から名付けられた色ではないかと思います。


少しずつ薄くなる色

落ち着きのある色。


これはこれで

この時にしか見られない輝きのある色。


左はラオスシルク

右はインド手紡ぎ手織り綿

ストールです。