かんのむし

疳の虫
火のついたように泣き始め、火がつくと声も届かず、手も触れさせてくれない、3〜4日そんな日が藍花に続きました。
その数日前から果物を食べなくなり、米とパンと麺しか食べなかったので体が陽に傾きすぎた症状。
(元々子どもは陽の力が強いです)
果物ジュースなら飲むので、質の良いジュースを朝と3時のおやつに少量(50mlくらい)ずつ(陰性を足す目的)、煮干し、野菜の素揚げを処方。
鍼の回数も少し増やしました。
1〜2日で火は鎮火しました。

激しい子
性格
そういう時期
で片付けてしまうと、子どもは辛く、親も大変という事は良くあります。

昔から鍼灸は疳の虫封じを得意としてきましたが、鍼により治るというだけでなく、体を読み、必要なことを伝えて生活改善させてきたことが実績につながってきたと思います。

心と体の不調は、生活の本当にささやかな事が原因だったりします。
鍼灸院は治す場ではなく、お父さんお母さん、子ども自身が体を学ぶ場です。
小さなことや当たり前だと思ってたことまで施術者と一緒に考えながら養生力を向上させましょう。

12月17日は子ども講座。子どもを診るポイント、手当て法を色々お伝えします。

※我が家では陰を足すという方法で改善しましたが、現代では稀です。
現代に診る症状の多くはおかし、甘いもの、果物、ジュースを与えすぎ、もしくは過食による陰性過多の症状です。
陰性を抜くことで症状改善することが多です。