2018.09.19 Wednesday
信州紬藍生葉染シャツ
骨董市で見出した生地
きっときらびやかに染められて、人を魅了するはずであったろうその生地は、時代の流れから外れてしまったのか、白のまま寂しそうに埋もれていました。
染織する者にとって美しい白は惹かれるもの。
どんなに埋もれていても見つけ出します。
手に取った絹の生地
少し太めの糸を節のように緯糸に織り込み、旋律を作る。
どのようにも染まり、必ず美しく染まるであろうこの生地、端には信州紬と銘が。
長野の伝統工芸、生地の感じからかなり前に織られたものでしょう。
きっと織り手の心もこもっている。
迷わず連れ帰り、その生地を染める染料の出現を待つ。
藍の収穫時期
藍の生葉染めは美しい浅葱色(水色)を染めるが、力は弱く染まりが悪かったり色持ちが悪い。
しかしきっとあの信州紬なら受け止めて、その美しさを留めてくれるだろうと畑で思い立ち、沢山藍を刈り取る。
鮮度が命、すぐさま染めにかかる。
美しい浅葱色が染まった。
縫い子をお願いしているteddy bellyのアヤカちゃんの元でシャツとなり、埋もれていた布はこんなにも美しい姿となりました。
正直この色は弱いです。
手洗い、水洗い、陰干しを徹底していただいた方が良いと思います。
季節が限定されますが染め直しも承ります。
繊細なこの子を受け止めてくれる方
是非今週末のよもぎ工房展にお越しください。
サイズはレディースのMとなります。
ボタンは貝ボタン
縫い糸オーガニックコットンです。