藍の一生

藍の一生

布糸を少しずつ少しずつ美しい藍色に染め、

少しずつ少しずつ自らは老いて

藍の力を失います。


自らの力を失った時、

目の前には幾重にも藍に染まった糸と布があり、

それが人を喜ばせます。

そして自らは土に還り、

次の藍を育てます。


大地のような大きな懐と

循環する逞しさを感じる藍が大好きで、

娘の名前にも藍の字をいれました。


それもあってか、ますます藍への愛情が深くなった気がします。


引っ越した去年は藍建てが上手くいかず苦心しましたが、今回は上手くいきました。

香りも味も、手触りも良い藍となり、日々布糸を染めています。


毎朝藍の体調を見て、今日は何を染めるか考えるのが楽しいひと時です。


日々美しい藍色が染まり、それを見る度に禾藍(からん、娘)に見せたくなります。

綺麗な色でしょってね。


写真は、韓国の手績み麻

1回目の藍染め。


4〜5回目の染め重ねから、ハッと驚く程に美しい濃い藍色に変わる瞬間があります。

羽化のようなその瞬間がいつ現れるか、それも藍染めの楽しみです。


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