血の通った藍色

血の通った藍色

藍にコチニールの赤を重ねると血が通ったように温かな生命力のある藍色になります。

草木染めには一色染めた後にもう一色染め重ねる技法があります。

代表的なのは藍染めで青に染めてから刈安で黄色を染め重ね緑を作る技法。

そんな重ね染めの中で好きなのが、藍染めの後のコチニール。

コチニールを沢山煮出すと、ドロリとした怪しい血色が取れます。コチニールはサボテンに寄生する虫です。動物染料とも言いますが、生物としての強さがやはり感じられます。


それを適度に薄めて、藍の布を浸します。

真っ赤なコチニールの染液、藍の布が赤を吸い取り、血の通うような藍色に生まれ変わります。

残った染液の色はほのかに赤が残る程度、どれ程吸い取ったか良くわかります。

綿布と藍染めという草木で成った布が脈打つような生き生きとした布に生まれ変わります。


赤を吸いすぎると紫になるのでその塩梅に気を使います。


今回は上手くいきました。

やはりこの色は好きです。

タップリとあるこの布、風をまとうような大きな衣にしたいなと思います。


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